今回は、「ホルン初心者はまず練習用マウスピースから始めるとおすすめな理由4点」について、記事を書いてみました。
ホルン初心者さんが、練習用マウスピースから始めるのがおすすめな理由は、以下の4つです。
「楽器がホルンに決まった! 難しそうだけど頑張ろう!」
「ホルンは高そうだけどマウスピースならそんなにしないだろうから、自分用が欲しいなぁ。」
吹奏楽部に入って自分の担当楽器が決まると、ワクワクしますよね♪
マウスピースくらいは自分専用が欲しいなと思う気持ち、よくわかります!
でも、ホルン初心者さんがいきなり真鍮製のマウスピースを買ってしまうのは、ちょっと心配。
初心者のうちは、練習用マウスピースの方がおすすめです。
すぐに真鍮製マウスピースを買わない方が良い理由と、練習用マウスピースがおすすめな理由を紹介していきますね^^
吹奏楽部に入って担当楽器が決まると、学校から楽器が支給されますよね。
「楽器が高価なのは知っているけど、マウスピースなら手が出るかも。」
「マウスピースくらい、自分のがあったらいいなぁ。」と思うように。
でも経験者としてアドバイスするのなら、ホルン初心者さんの場合は、すぐにマウスピースを買うのはちょっと心配です。
楽器が決まって、自分専用のマウスピースが欲しくなる気持ち、よくわかります!
小4でホルンに決まった時、私もそうでした。
でもホルン初心者さんが、すぐにマウスピースを買わない方が良い理由が2つあるので、1つずつ説明していきますね。
マウスピースは、形や作りによって音の出方が違います。
高音向きや低音向き、明るい音や暗めな音、吹き心地や音量など、目的によって選び方が変わるニャ。
ホルンパートは、“1st、2nd、3rd、4th”と4つのセクションに分かれます。
ホルンは木管楽器と金管楽器、弦楽器をひとつに繋ぐという大切な役割があり、それぞれのセクションからなる4つの和音で構成されます。
ホルンは、4オクターブと広い音域を持つ楽器。
セクションの特徴を簡単に説明すると、1stは高音担当、4thは低音担当です。
1stから4thのどのセクションになるかによって出す音域が変わるので、合うマウスピースも変わります。
それがすべてではないけれど、1stなら高音が、4thなら低音が出やすいマウスピースを選んだ方が良いので、セクションが決まる前にマウスピースを買ってしまうと、種類によっては、買い直す必要が出てくるかもしれません。
でも一般的な真鍮製マウスピースは、最低でも4,000円くらい。
海外製メーカーのものとなると、軽く10,000円を超えるものもあります。
セクションが変わったからと、マウスピースも買い直すのは…ちょっと大変ですよね(;´∀`)
なのでセクションが完全に決まってから、音域や目的に合ったマウスピースを買うのがおすすめです!
これは①に比べればレアなケースだけれど、編成の都合によって、担当楽器が変わってしまう可能性があります。
例えば、チューバを吹いていた人が引っ越しで他の学校へ行ってしまって、同学年のチューバ担当が誰もいなくなってしまった場合。
他の金管楽器で人数が多いパートから、チューバに異動になることもあります。
あとはコンクール対策として、編成の都合で担当楽器が変わることもあります。
せっかくマウスピースを買ったのに、他の楽器に変わってしまったら…
小中学校の時、実際にコンクール前に楽器が変わった人を何人か見ましたが、この場合は本当にもったいないです(>_<)
なので、せめて夏のコンクールくらいまでは、マウスピースは買わない方が無難です。
決して安いとは言えないマウスピース、せっかく買ったのなら大事に長く使いたいですよね。
この2つの理由から、ホルン初心者さんは、すぐにマウスピースを買わない方が良いと思います。
でも、「それでも自分専用のマウスピースが欲しい!」という時におすすめしたいのが、練習用のマウスピースです^^
それでは、練習用マウスピースをおすすめする理由を紹介しますね。
練習用マウスピースがおすすめの理由、1つ目。
「安価で気軽に買える」ことニャ☆
通常のマウスピースは真鍮製ですが、練習用マウスピースは樹脂製です。
なので真鍮製に比べると値段がかなり安いので、気軽に買うことができます。
私が持っている練習用マウスピースは、楽器屋さんで1,000円ちょっとで購入しましたが、海外メーカーの真鍮製マウスピースは10,000円を超えるものもあるので、比べるとその差は歴然。
国内メーカーでも安いもので4,000円くらいなので、やっぱり練習用マウスピースの方がお手頃です^^
練習用マウスピースがおすすめの理由、2つ目。
「樹脂製で軽くて丈夫」なところニャ。
学校で使っている真鍮製マウスピースは、手に持つと意外にずっしりときますよね。
でも練習用マウスピースは樹脂製なので、持っている感覚がないくらい、とっても軽いです。
持っている感覚がないくらい軽いと、すぐに落としてしまいそうだけど、こちらも大丈夫。
樹脂製マウスピースは丈夫なので、落としてしまっても凹みにくいのです。
だからといって、試しに落としてみるのはダメ。
楽器本体はもちろん、マウスピースも譜面台もチューナーもメトロノームも、楽器に関係のあるものは、大切に扱ってあげてください。
楽器を大切に扱ってあげられる人は、上達も早いです^^
練習用マウスピースがおすすめの理由、3つ目。
気軽に「バズィングの練習ができる」ことニャ。
「バズィング」という言葉を知っていますか?
バズィング(英語: buzzing)とは、金管楽器の練習法の一つで、マウスピースだけで演奏することや、マウスピースなしで唇を振動させて演奏することである。
引用元:「ウィキペディア(Wikipedia)ーバズィング」
マウスピースだけで、または唇の振動だけで「ブーー」と音を出す、金管楽器ならではの練習方法です。
この「ブーー」が虫の羽音に似ていることから、バズィングと呼ばれるようになったそう。
バズィングの練習は、初心者さんはもちろん、ホルン吹きにはとても大切です。
その理由は、ホルンのマウスピースがとても小さいから。
マウスピースが小さいと、唇に変に力が入ってしまったり、下あごがゆるんで膨らんできたりして、吹いているうちに理想のアンブシュア(唇、口周りの形)が崩れてしまいがち。
ホルン初心者さんは特に、楽器をつける前にマウスピースだけでバズィングを練習して、正しいアンブシュアを意識することが大切です。
でも、学校支給のマウスピースは、顧問の先生の許可が必要だったりして、毎日は持って帰れないですよね。
そんな時練習用マウスピースを持っていると、家でも気軽にバズィングの練習ができるのです^^
練習用マウスピースがおすすめの理由、4つ目。
「楽器に差し込んで使える」ことニャ。
例えば、学校から支給されたホルンに付属していた真鍮製マウスピースが、なんとなく合わないなと思った時は、練習用マウスピースを楽器に差し込んで使うこともできます。
吹奏感にはやや物足りなさがあるけれど、合わない真鍮製マウスピースを使うよりは良いです。
何種類か吹き比べて、自分に合うマウスピースを見つけるのが大事なので、いずれ自分用の真鍮製マウスピースをゲットするまでは、使い分けるのもアリ^^
ただし、楽器本体と練習用マウスピースのメーカーが異なる場合、あまり強く差し込むと抜けなくなってしまう可能性があるので注意してくださいね(;´∀`)
まずは、手頃な値段で買えて気軽に使える練習用マウスピースで慣れて、セクションが決まってから、自分に合った真鍮製マウスピースをゲットしましょう!
今回ご紹介した練習用マウスピースは、下記のYAMAHAのホームページに掲載されています。
透明なマウスピースでアンブシュアのチェックに便利です。
軽くて丈夫なポリカーボネート製、万一落としてしまっても簡単には変形しません。
引用元:「YAMAHAー練習用マウスピース ホルン用」
取扱いの注意点についても紹介されています。
良かったら、参考にしてくださいね。
今回は、「ホルン初心者はまず練習用マウスピースから始めるとおすすめな理由4点」について、記事を書いてきました。
ホルン初心者さんが、練習用マウスピースから始めるのがおすすめな理由は、以下の4つです。
学校で使っている真鍮(しんちゅう)製のマウスピースと違って、値段がお手頃。
入部したてでセクションが決まっていなくても、気軽に自分用に買って試せるのが、最大の魅力です!
入部後しばらくの間は練習用マウスピースを使い、自分のセクションが決まってから、目的に合った真鍮製マウスピースを買うと良いですよ(^_-)
自分専用のマウスピースがあると、さらに楽器に愛着が湧くので、ますますホルンを好きになれると思います。
そしてホルンを好きになると練習が楽しくなるので、どんどん上手になっていきます♪
「好きこそものの上手なれ」
自分だけのマウスピースで、日々の練習を頑張ってくださいね!