日本全国、小中高の吹奏楽部員の夏は、まさに青春そのもの。
8月も後半になると、全国各地で行われていた吹奏楽コンクールの予選・本選も終わり、9月の支部大会へ出場する学校が出揃います。
私が住む千葉県もすべての予選が終わり、母校も高校A部門を県1位で通過し、無事に支部大会の東関東大会への出場を決めました!
そして息子の学校も…な、なんとC部門を県2位で通過し、来月の東関東大会に出場することになりましたー!ヽ(=´▽`=)ノ
はい、浮かれています。
冒頭からすみません(汗)
そこで今回は、支部大会などの上位大会に出場する学校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】について書いてみました。
強豪校の「あるある」は、以下の5つ。
吹奏楽コンクールの支部大会や全国大会に出場する強豪校ならではの、ちょっとマニアックな【あるある】ニャ!
毎年、吹奏楽コンクールの上位大会に出場する強豪校の生徒にとっては当たり前で、「そうそう!」と共感できる、ちょっとマニアックな【吹奏楽コンクールあるある】を紹介します!
毎年吹奏楽コンクールの支部大会や全国大会に出場するような学校には、強豪校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】があります。
ちょっとマニアックだけれど、強豪校なら当たり前な【吹奏楽コンクールあるある】5つを、さっそく紹介しますね!
強豪校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】、まず1つ目。
それは、吹奏楽コンクール最初の出番がシード演奏になることニャ!
私が住む千葉県の吹奏楽コンクールで、母校が毎年出場する「高等学校の部A部門」の場合を例に説明します。
千葉県では、「中学校の部A部門、高等学校の部A部門」で前年度に全日本吹奏楽コンクールへ出場した学校は、千葉県吹奏楽コンクールの予選ではシード校となり、本選からが審査対象となります。
つまり昨年2018年に全国大会に出場したら、今年の千葉県大会予選はシード扱いで、本選からが本番となる訳です。
母校イチカシは、毎年予選大会でシード演奏をします。
予選から出場する学校と違って本選が初戦になるので、本選で演奏することになる会場で、音の響きを確認したり、会場の雰囲気に慣れることが必要です。
そう、シード校だからといって、余裕しゃくしゃくで本選を迎える訳ではありません。
それにシード演奏でも、「イチカシの演奏を聴ける」と喜んでくれる人たちもいるので、メンバーは良い緊張感の中で、本選に向けての準備ができるのです。
強豪校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】の2つ目。
それは、県大会本選の「ゴールド金賞」での静かなガッツポーズニャ!
毎年全国大会に出場している強豪校にとって県大会本選は、最初の第一関門。
次の支部大会への出場も想定内なので、表彰式で「ゴールド金賞!」と言われても、大げさに「イエーイ! やったー!!ヽ(=´▽`=)ノ」とまではなりません。
現役時代の私も、「よし、まずは初戦突破」と小さくガッツポーズしたくらい。
県大会本選での「ゴールド金賞」を聞いて、支部大会へ向けてのエンジンがかかった感じでした。
次の支部大会で「ゴールド金賞」を聞く為に、そしてそこでたった3校の代表校に選ばれる為に、自分に喝を入れてまた練習の日々が始まるのです。
ちなみに、吹奏楽の大会ならではの「ゴールド金賞」という言葉について、書いた記事がこちら。
「ゴールド金賞」について詳しく説明していますので、ぜひ読んでみてくださいね^^
強豪校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】の3つ目。
それは、本番当日大会へ向かう行き帰りのバス内での、コンクール曲の歌合奏ニャ!
バスの中で過ごす時間ですら、無駄にはしません。
強豪校にとっては、バスの中も練習時間。
セクションリーダーが指揮を取り、コンクール曲の歌合奏をしながら会場に向かいます。
話は逸れてしまうけれど、吹奏楽経験者、特に管楽器を演奏したことがある人に、音痴な人はいないんじゃないかなと思ってます。
小中高と吹奏楽をやっていた私も、歌は得意です。
それは、現役時代に「周りや自分の音を聴きながら、耳で合わせる」ということを繰り返しやってきたから。
チューニングの時も、チューナーに頼るのではなく、キーボードの音を聴きながら耳で合わせるのを当たり前にやっていたからです。
そうやって耳を鍛えていくと、歌っていてもピッチが高いのか低いのかがすぐに分かるし、テレビで歌手の歌声を聴いても、「あの人の声、いつもピッチが低いなぁ」なんて分かってしまいます(^_^;)
歌合奏も、耳を鍛えるのにベストな練習方法のひとつ。
楽器を吹くことができない移動中でも、本番直前まで、みんなの音をひとつにする為に努力をするのです。
強豪校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】の4つ目。
それは、地元開催で裏方をやると1~3年生の吹奏楽部員が大集合することニャ!
もちろん、コンクールの出場メンバーが裏方をすることはありません。
普段マーチングコンテストや選抜吹奏楽大会、管楽合奏コンテストに出場するメンバーが、ステージ係や扉係などの裏方を担当します。
そう、会場のあちこちに仲間がウロウロしています(笑)
裏方を引き受けるメンバーも、自校の出番となると、気合いが入るもの。
ステージのセッティングにも、自然と気持ちが入ります。
そして逆に、ステージ袖で出番を待つコンクールメンバーも、見慣れた仲間の顔を見てリラックスできるのです^^
強豪校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】の5つ目。
それは、コンクール曲を貼った台紙の隙間に、仲間からのメッセージが所狭しと書かれていることです。
特に先輩からは、必ずと言っていいほど「全国で金!」のメッセージが書かれていたニャ!
他大会の出場メンバーからも、「私たちはマーチングの全国で金を取るから、あゆりはコンクールで金を取るんだよ!」と、励ましのメッセージをもらいました。
本番中に楽譜を見た時、ふと視界に飛び込んでくるそれらのメッセージは、仲間が近くで見守ってくれているようで、とても心強かったです。
引退して20年以上経った今でも、コンクール曲の楽譜は、仲間との絆が詰まった大切な宝物です^^
ここまで、強豪校ならではの5つの【吹奏楽コンクールあるある】を紹介してきましたが、ここで番外編をひとつ。
それは吹奏楽コンクール全国大会の、ある「ジンクス」との戦いです。
強豪校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】番外編。
それは、全国大会の出演順が朝一でないように祈ることニャ!(>_<)
「吹奏楽コンクール全国大会の演奏順が朝一だと、金賞が取れない」というジンクスがあります。
全国大会の常連校でも、出演順が朝一番だとなぜか金賞を逃し、銀賞や銅賞を受賞することが多いのです。
出演順が朝一となると、チューニングやリハーサル時間を確保する為には、朝の2時や3時には起きなければなりません。
音のコンディションを整える前に体調管理も必要で、さらには「朝一だと金賞が取れない」というジンクスが、メンタルにもずどーん!と響くのです(T_T)
実は私、この朝の2時起きを、高2の時に経験しました。
朝とかいっても、もちろん真夜中なので外は真っ暗。
いつもだったら、叩かれても絶対に起きない時間です(=_=)
「初めての全国なのに出演順が朝一だなんて、運があるのかないのかどっちなんだろ?」なんて考えながらの普門館での演奏は、3年生の先輩方のおかげもあり、見事にジンクスをふっ飛ばしての金賞でした!ヽ(=´▽`=)ノ
高1の時、マーチング全国大会で金賞を取ったこともうれしかったけれど、「吹奏楽の甲子園」と言われた普門館での朝一の金は、もっとうれしかったです!^^
今回は、吹奏楽コンクール支部大会などの上位大会に出場する学校ならではの【吹奏楽コンクールあるある】を紹介してきました。
強豪校の「あるある」は、以下の5つ。
来月にはいよいよ、吹奏楽コンクール支部大会が行われます。
支部大会から上位たった3校だけが出場できる狭き門、全日本吹奏楽コンクール。
芸術の秋、どの学校が全国行きの切符を手に入れることができるのか、今からすごく楽しみですね♪^^